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キャリア・教育 #浪人したら人生「劇的に」変わった

「宝塚退団→高卒認定取得→慶應大へ」出産・子育てを経て8年半かけて大学を卒業した元娘役"学び直し"のリアル

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彩月つくしさん
(写真:彩月さん提供)
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彩月さんは1993年8月、福岡県福岡市で生まれ育ちました。母親は宝塚歌劇団の元雪組娘役・筑紫野あやさん。祖母も熱心な宝塚ファンで、母の舞台映像を見ながら育った彩月さんにとって、宝塚は幼い頃から身近な存在でした。

バレエ、ピアノ、声楽など、複数の芸事を習いながら、「宝塚を目指すことは、自分の中ではごく自然なことだった」と振り返ります。

小学校2年生の頃。クラシックバレエに夢中だった(写真:彩月さん提供)

小学5年生からは週6日バレエに通い、中学生になると残りの1日は声楽のレッスンを受ける生活を送っていました。そうした日々の中でも、塾に通うことなく勉強に取り組み、中学生の頃には学年で3位になったこともあったといいます。

「大学に行くという選択肢は、自分の中にはありませんでした。宝塚に落ちたとしても、大学に行くということは考えたことがなかったです」

15歳のとき、宝塚音楽学校に一発合格

16歳。宝塚音楽学校本科生時代(写真:彩月さん提供)

その年の宝塚音楽学校は、受験者1106人に対して合格者は40人。競争倍率は約28倍で、97年以来の高倍率となりました。

落ちた場合に備えて受験した地元の進学校にも合格していましたが、その難関を一発で突破し、2009年、15歳で宝塚音楽学校へ進学しました。

宝塚音楽学校では、演劇やジャズダンスなど、舞台人として必要なさまざまな芸事を学びます。また、希望者を対象に、在学中の2年間と宝塚歌劇団入団後の1年間、通信制高校の授業を受けられる制度があります。

「同じバレエスクール出身の音楽学校の先輩から、『高卒の子たちは通信制高校の授業を受ける必要がないので、その時間を自主稽古に充てることができる』と聞いていました。私は芸事で生きていきたいと考えていたので、通信制高校への入学という選択はしませんでした」

「何者かになれなかったら、中卒で終わる」という覚悟で臨んだ彩月さん。倍率約28倍を勝ち抜いた40人の同期と切磋琢磨しながら、厳しい稽古の日々を送りました。

そうして2年間の学校生活を経て、宝塚歌劇団へ入団します。

「入団してからは、『ベルサイユのばら』の小公女や少年時代のアンドレを演じさせていただくなど、ありがたい役をいただく機会もありました。一方で、舞台の世界は努力だけで評価されるものではなく、芸術ならではの難しさを実感することも多くありました」

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