有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ

まるでZ世代と昭和上司のやり取りだ…水ダウ「みなみかわvsはっしーはっぴー」が"パワハラ認定"されなかったワケ

8分で読める
水曜日のダウンタウン
良い意味でも悪い意味でも大きな話題となったバリケード企画の番宣ポスト(画像:水曜日のダウンタウン公式X)
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

筆者が見た限り、決して多数派ではなかったが、みなみかわさんのような上司に詰められた経験がある人は否定的な意見を持っている様子だった。とはいえ、こうした意見はごく一部で、ほとんどがみなみかわさんに肯定的な視聴者によって封殺されている状態だった。

大多数の視聴者はみなみかわさんサイドを経験したことがあったのだろう。もしくは、まだ部下を持った経験がない若者ですら、こうした言動はマズイと理解しているのだろう。ほとんどの人がみなみかわさんの心境に共感でき、「この時代でも怒るべきときは怒らなければいけない」という発言に「よく言ってくれた!」と思ったのではないだろうか。

さらにいえば、本企画はあくまで「お笑い」の上に成り立っている。芸人たちが企画の中で自分のポジションを見極め、バラエティとして面白さが引き立つように振る舞っていた。だからこそ、ギリギリのラインで視聴者からの「パワハラ認定」を回避し、共感の声があふれる結果となったのだろう。

ハラスメント疑惑で話題となった『夫婦別姓刑事』の予告(画像:フジテレビ公式YouTube)

従来は認められていた言動がアウト判定されることも…

「ハラスメント問題」に揺れる芸能界。あの大人気ドラマ『VIVANT』ですら、演出・福澤克雄さんからの若手スタッフへのパワーハラスメントがあり、監督が一時撮影現場を離れる事態となったとの報道もあった。若者の価値観がアップデートされ続けることで、従来は認められていた言動が明確にアウト判定されることも増えている。

筆者からすると、ハラスメントが正しくハラスメント判定されるのは良いことだと思うのだが、芸能界という一般的な社会よりきれいごとだけでは進まない場所で、あらゆる面に完全に配慮した進行は簡単なことではないだろう。削られ続ける予算や時間の制限なども多く、きっときれいごとでどうにかなることは少ないはずだ。

より良い作品作りのため、製作陣はもちろん、出演者である俳優や芸人たちの価値観もアップデートし続けなければいけないのかもしれない。各種報道を見ている限り、決して簡単なことではないのはわかるのだが、誰もが納得した上で作品作りができる環境になってほしいと願うばかりだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数