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「楽天ポイントか、いいゴハンに行くか」毒舌の人気漫画家41歳が、顔も知らない7歳年上女性に仕掛けた"脈あり確認"

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いいゴハンか楽天ポイントかの2択を迫られた奈津美さんの答えは……?(イラスト:堀江篤史)
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「こちらの話をちゃんと聞いたことがわかるからです。信じられないかもしれませんが、漫画業界には人の話をちゃんと聞けない人が少なくないんです」

晴彦さんが要求するレベルが高すぎるのかもしれないが、奈津美さんは良い仕事のためには辛辣な言葉も辞さない晴彦さんに好意が芽生えた。なぜそんな言い方をするのか、興味深かったという。

「主人には人を寄せ付けないようなところがあって、面白いなと思ったんです。私たちアシスタント3人はすごく下手だったので、機嫌が悪くなるのも仕方ありません。でも、主人は性格がひねくれているわけではなく、真面目なのに言葉の使い方がうまくないだけだと思っていました」

他2人は萎縮してしまっているので、奈津美さんは「先生」である晴彦さんとアシスタントとの連絡係のような立場を買って出た。アシスタント・チーフの誕生である。大いに助かった晴彦さんも奈津美さんに好意を持ち始める。

「仕事で使っている通話アプリで雑談をすることもありましたが、この人とはずっと話を続けられるような不思議な感覚がありました」

「楽天ポイントか、いいゴハンか」脈ありを確かめる一手

チーフへの現物支給として楽天ポイントなどを渡していた晴彦さん。あるとき、「楽天ポイントか、ちょっといいゴハンを一緒に行くか」という選択肢を提示する。奈津美さんが後者を選べば「脈あり」を確信できるからだ。

大喜びで後者を選んだ奈津美さんだが、初デートが実現したのは9カ月後。当時は過去最大級に太っていたので必死でダイエットしたという。それまでに声と文だけは膨大に交換していた相手との初対面、どんな感想を抱いたのだろうか。

「わっ、すごい美形!です(笑)。私は相手の外見は関係なく好きになりますが、美形だとやっぱりテンションが上がります」

一方の晴彦さんも奈津美さんに対して好印象を持った。「強そうな女だな」と思ったと笑う。

「カミさんには好きなブランドがあって、髑髏マークとかチェーン、ブーツなどのパンク味が特徴です。ファッションセンスが尖っているので面白いなとは思いましたが、僕はもともと外見は二の次。内面がいい人のほうが信用できますから」

両親の仲が悪くて、「自分はあんな思いをしたくない」と結婚願望はなかったという晴彦さん。30代後半になり、「独身という名のゲーム」にようやく飽きたと振り返る。

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