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富山・53歳の「無差別殺人計画」止めた、"加藤智大・元死刑囚"の友人語る…「県警が動いてくれたから防げた」危うい一部始終

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大友秀逸さん
大友秀逸さん(2025年9月、東京都内で、弁護士ドットコムニュース撮影)
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相手の名前や住所は聞いていなかったが、男性のXやブログの投稿から、富山県に住んでいるらしいことなどは推測できた。

また、男性は大友さんに、東京行きの片道切符を購入したこと、7月13日夜に富山を出発し、翌14日朝に新宿に到着する予定であることを伝えていた。

危険が差し迫っていると考えた大友さんは、まず、自宅近くの警察署に電話をかけた。

男性から送られてきたメッセージを説明し、「こんなやり取りをしている人がいるんです」と伝えると、警察署の担当者から「110番にかけて、富山の警察署につないで説明してもらったほうがいい」と言われた。

大友さんはすぐに富山県警に電話し、これが結果的に無差別事件の実行を予防するきっかけとなった。

ただその後、最初に電話した自宅近くの警察署から今度は「署員を大友さん宅に向かわせます」と言われたという。

大友さんは「来てもらうのは悪いので、こちらから向かいます」と伝え、家を出た。

すると、途中でまた警察署から電話があり、「来てもらっても何もできないから、来なくていいかもしれません」と一転した対応を受けたという。

大友さんは「『もう関わりたくない』というスタンスを感じました」と振り返る。

「普通の人なら諦める」

「今回は、富山県警につながることができたのでよかったですが、最初に対応した警察署の方が『来なくて良い』というスタンスだったら、最初の電話でやりとりが終わっていた可能性があります。
普通の一般人なら『じゃあ、もういいです』と諦めると思います。そうすれば、彼は2日後に富山を出発し、14日朝には東京に着いて、無差別殺人が実行されていたかもしれません」

大友さんは、2008年に起きた「秋葉原無差別殺傷事件」で死刑を執行された加藤智大氏の友人だった。

事件をきっかけに「加害者も被害者も生まない社会」の実現に向けて活動してきたが、警察から冷ややかな対応を受けることは少なくなかったという。

2023年に、刑務所を出た人らの社会復帰を地域でサポートする「保護司」になり、以前よりは警察が耳を貸してくれるようになったが、一筋縄ではいかないことが珍しくない。

「保護司になる前、相談者から『人を殺す』みたいな発言があって、名前の挙がった駅を警察に電話して伝えたら、まず私自身が変な人だと思われてしまい、『話はとりあえず聞きました』と言われ、名前や住所も聞かれないうちに切られようとしたこともありました。
今回も、保護司である私が連絡しても追い返されそうになった。それくらい警察は忙しいのだと思います」
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