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出前館が抱える"ジリ貧"の構造的欠陥、同じ"赤字続きの成長企業"でもメルカリとの間に潜む「決定的な違い」

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出前館
メルカリと同様、赤字が続く出前館だが、その前途は洋々といえなさそう(撮影:今井康一)
  • 村上 茂久 ファインディールズ代表取締役

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「赤字」と聞くと、どうしてもネガティブな印象を持ちがちです。しかし、赤字であっても高い成長率を維持していれば、その将来性を評価され、積極的に投資を受ける企業も少なくありません。
では、赤字であっても問題のない企業と、赤字が致命傷になる企業の違いはどこにあるのでしょうか。本稿では村上茂久著『決算分析のプロが教える 最高の教訓 倒産』から、C to Cのフリマアプリを提供しているメルカリ、クラウド会計のfreee、フードデリバリーのプラットフォームを提供している出前館を事例として、前後編に分けて赤字企業の成長を見ていきます。
前編:メルカリとfreeeはなぜ"赤字続き"でも潰れなかったのか? 財務諸表から読み解く「良い赤字」と黒字化のカラクリ
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当面は大丈夫でも出前館が「ジリ貧」の理由

赤字で成長をしながらも黒字化へのロードマップが描きにくい企業があります。それがフードデリバリーを提供している出前館です。下図は出前館の売上高と営業利益を時系列で表現したものです。

2019年8月期までは売り上げが67億円だったのが、翌年には103億円と1.5倍、さらにそこから3年で売り上げが5倍近くまで増加をしています。同時に赤字幅も拡大してしまったのですが、直近では赤字幅は縮小しています。

P/L(損益計算書)だけを見ると、前編で紹介したメルカリやfreeeのように、赤字を掘りながら成長をしているようにも見えますが、実はメルカリやfreeeとは決定的に異なる点があります。それが原価率です。

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