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キャリア・教育

夏にあえて"出社する人"の「会社の強制」でも「社内コミュニケーション強化」だけではない"切実な本音"

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屋外のビジネスパーソン
「暑いから出社したくない」「暑いから出社したい」。二極化の実態とは(写真:kikuo/PIXTA)
  • 横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役会長
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ここからは私見になるが、この「暑いから出社したい派」は、今も一定数、確実に存在しているのではないか。しかもその理由は、「オフィスのほうが生産性が上がる」とか「職場の人と顔を合わせたほうがいい」といった、よく語られる出社のメリットとは、少し違うところにある。

単純に、自宅よりオフィスのほうが快適だから、という理由だ。冷房が効いていて、光熱費もかからず、涼しい環境で一日を過ごせる。それだけの、極めてシンプルな快適性の比較で、出社を選んでいる人もいるはずだ。

正直に書こう。私も会社勤めだから、わかる。通勤電車に乗るのは大変だが、とはいえ長時間過ごすのだから、自宅よりもはるかにオフィスのほうが快適だ。冷暖房費もバカにならない。同じ考えの人も少なくないだろう。

もちろん、オフィスの空調環境が整っていることが前提だ。冷房が弱く、蒸し暑いオフィスであれば、この「快適だから出社したい」と考える人は多くないだろう。実際、熱中症の約4割は屋内で発生しており、オフィスだからといって油断はできない。企業側が最低限の環境を整えていることは不可欠だ。

いずれにしても「春夏秋冬」の四季から、「春・夏・猛暑・秋・冬」の五季になった昨今、暑い夏に対する考え方、過ごし方も多様化していることは間違いない。

「暑さ」は業務パフォーマンスに直結する経営課題

また、同調査では、夏の出社で負担を感じる場面として「自宅から駅までの移動」が最も多く挙げられている。出社したくない最高気温として「猛暑日、35度以上」を選んだ人が最も多く、だから酷暑日には「出社したくない」と答えた人が7割を超えているのだろう。

(画像:Job総研『2026年 夏のはたらき方実態調査』)
(画像:Job総研『2026年 夏のはたらき方実態調査』)

営業職など、外出の多い職種も注意が必要だ。営業車で外回りを続け、体調不良を訴える営業は、私の身近にもたくさんいる。

「自宅で熱中症なんて」

「満員電車で熱中症なんて」

「外回りの営業が熱中症なんて」

多くの人は、そう受け止めるかもしれない。確かに、その瞬間に発症することは少ないだろう。しかし、こうした負担の積み重ねが熱中症を引き起こすと専門家は警鐘を鳴らす。これまでのやり方、考え方は通用しないことを、とくに経営者は理解してほしい。

(画像:Job総研『2026年 夏のはたらき方実態調査』)

実際、同じ調査では、夏の暑さが仕事に影響すると答えた人が9割にのぼった。集中力が続かなくなる、作業スピードが落ちる、といった具体的な影響も報告されている。暑さは、単なる「不快感」ではなく、業務パフォーマンスに直結する経営課題になっているのだ。

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