近年注目されているのが、iPhoneと連携して使う「聞こえのサポート機能」です。
その一例として、AppleのワイヤレスイヤホンAirPods Proには、軽度から中等度の聞こえづらさを補うための聴覚サポート機能が用意されています。
AirPods Proは世代がいくつかあり、現在はAirPods Pro(第1世代)、AirPods Pro 2に加えて、AirPods Pro 3も登場しています。
注意していただきたいのは、すべてのAirPodsで、同様の機能が使えるわけではないということです。iPhoneと連携した聴覚サポート機能を使えるのは、AirPods Proシリーズの中でも世代が限られます。
AirPods Pro3でも使用できますが、現時点でFDAから「臨床グレードの補聴器ソフトウェア」として正式に承認を受けているのはAirPods Pro 2のみです。
また、通常のAirPodsではこの機能は利用できませんので注意してください。
これは、iPhoneの設定画面から聞こえのチェックを行い、聞こえづらい音域を補うように調整できる仕組みです。
画面の案内に従い、「聞こえたら画面をタップする」といった操作を繰り返すことで、iPhoneが聞こえ方の傾向を把握し、日常会話の聞き取りを助けてくれます。
実際にこの機能を使った方からは、「テレビの音量を下げられるようになった」「会話の聞き返しが減った」といった声も聞かれます。
聞こえを良くすることは認知症予防にもつながる
70代女性のケースをご紹介します。
デイサービスのカラオケでメロディーが聞き取りにくくなり、音程が合わなくなったことをきっかけに、日常生活での聞こえづらさを意識するようになりました。
耳鼻科では「まだ軽度です」と言われたものの、本人の不便さは続いていました。
そこで、AirPods Pro 2を聞こえの補助として使い始めたことで、再びメロディーがはっきりと聞こえるようになり、「前みたいに上手に歌えていますね」と声をかけられる機会が増え、自信を取り戻したそうです。

