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ライフ #再開発されない街

「江戸随一の私娼街として繁栄」→「東大開設で学生が勉強せず遊郭が移転」…大手町から3駅なのに「歴史が残る街」の背景

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大手町から3駅にある再開発されない街とは?
大手町から3駅にある再開発されない街とは?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター

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昔からの商店街、昭和の趣を残す家屋、狭く入り組んだ路地……さまざまな再開発が進む東京だが、中には再開発されないままの街もある。
タワマンや高層オフィス、大きな商業施設が生まれない街には、どんな理由があるのか――。ライター・坪川うたさんが、緻密なリサーチとフィールドワークで送る連載。第6回は「根津」を取り上げる。

超高層ビルが建ち並び、東京らしい景色の大手町からたった3駅の場所に、市街地再開発事業が行われず、タワマンや超高層ビルのない街がある。文京区の根津だ。

根津はどのような街なのか。

大きく3つの雰囲気を持つ街

根津を歩いてみて、この街は大きく3つの雰囲気に分かれていると感じた。

1つ目は、幹線道路沿いの地元住民による賑わい。根津には東京メトロ千代田線の根津駅が存在し、駅の出口は不忍(しのばず)通りという幹線道路に面している。不忍通りには10階程度の中高層マンションが並んでおり、その1階には店舗が入っている。平日昼間でも人通りがあり、活気が感じられた。

根津駅の出口と、不忍通りの街並み(写真:筆者撮影)
【写真を見る】「江戸随一の私娼街として繁栄」→「東大開設で学生が勉強せず遊郭が移転」…大手町から3駅なのに「歴史が残る街」の背景(17枚)

根津駅前では、不忍通りともう一つの大通り、言問(こととい)通りが交差している。

根津駅前の不忍通りと言問通りの交差点(写真:筆者撮影)

言問通りには統一された街路灯とフラッグが見え、ここが商店街であることを知らせている。「根津銀座」だ。

根津銀座には、主に3階建てくらいの店舗兼用住宅が並ぶ。チェーン店や新しそうな店舗のほうが目に付くが、歴史を感じる商店も構えている。飲食店をメインに歯科や薬局など、日常生活に便利な店舗がそろう。根津銀座も平日でも人の往来が多い。

根津銀座。街路灯が特徴的(写真:筆者撮影)
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