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国土拡張の野心はトランプだけではなかった 1803年「史上最大のバーゲン」と言われた"ルイジアナ買収"の舞台裏

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「史上最大のバーゲン」と評された、アメリカによるルイジアナ買収の舞台裏とは(写真:uraneva/PIXTA)
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先述のハイチでのフランスの敗戦は交渉の最中に起きた。4月ナポレオンの大陸運営方針の一大転換に伴って、フランス外相タレーランは逆提案を持ち掛けてくる。それこそが「ニューオーリンズと言わずルイジアナ全土を買わないか」という問い掛けだった。

千載一遇のチャンスだった。機を逃せばいつナポレオンが心変わりをするかわからない。4月12日アメリカの特使モンローがパリに到着。

ちなみにこのモンローは日本の中学校の教科書にさえ登場したモンロー主義のモンロー。つまり後の5代大統領である。リビングストンとモンローは独断専行で交渉を進め4月30日ルイジアナ買収条約に署名した。

意外にも買収を逡巡していたジェファソン

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願ってもない成果だったが意外にもジェファソンは逡巡している。その理由は大きく2つ。1つは自身が政治的には小さな政府を志向していたこと。彼は反連邦派の人だった。

そしてもう1つはこれもインディアンへの虐待的姿勢を除けば極めて生真面目な彼らしいのだが、当時の合衆国憲法の規定に土地の買収の項目が存在しなかったことだ。

だが重農主義者でもあるジェファソンにとってルイジアナは農業共和国実現への魅力的な地だった。

結局、買収についての規定は存在しないが条約についての規定は存在しているという論法で乗り切った。

上院の圧倒的な賛成も彼の背を押した。年末、領土移管式典が行われ、ニューオーリンズに星条旗が掲げられた。

(出所:『読むだけですっきりわかるアメリカ史』より)

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(出所:『読むだけですっきりわかるアメリカ史』より)

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