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なぜ男性の「チビ・デブ・ハゲ」は"いじっていい"ことになるのか…「傷つかないだろう」の思い込みの下で、相手は黙って耐えている

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漫画:ツルリンゴスター
女性には言わないのに、なぜ男性になら言えるのか(漫画:ツルリンゴスター)
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近年では「男性の美」にもいろいろな視点が加わってきた。一昔前のいわゆる「ゴリゴリのマッチョ」だけが正解ではなく、男性もスキンケアやメイクをして美しく……みたいなものも正解の一つとして人気になってきた。いろいろな表現が出てきたのはよろこばしいけれど、これまで女性が抱えてきた「痩せ」「艶肌」「脱毛」といったルッキズムが、男性にまで押し付けられ始めていないか心配にもなる。

「傷つかないだろう」という思い込み

『つまり、それがルッキズム ~23の事例と解説~』(講談社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

さらに、男性に対しては「容姿のことを言ってもいい」「女性ほど繊細ではないので傷つかないはず」といったバイアス(偏見)も加わっていないか、考えてみてほしい。女性に「デブ!」とはさすがに言わないけれど、男性だったら「チビ、デブ、ハゲ!」みたいな言葉を投げつけていじっても大丈夫……みたいな。ぜんぜんそんなことないのにね。容姿のことを言われれば気になる、嫌な言葉をぶつけられたら傷つく。そんなの、性別はまったく関係ない。男性同士のノリが重要視されるホモソーシャルな空間のなかで、「嫌です! 傷つきました!」と言える人がどれほど、この世にいるんだろう……。

「男らしさ・女らしさ」という性別の枠、「かっこいい・かわいい」という美の基準。社会には「こうあるべき」があふれている。そこに抗っていくことにも、性別は関係ないはずだ。男性でも女性でも、決められた枠ではなくて「自分らしい」身体の成長や容姿を楽しんでいこ!

《合わせて読む》
第一話:容姿を褒めるのはNG? 部下や子供に「かわいいね」、悪気ないその一言が"正解の押し付け"になる瞬間
第二話:褒めたのに微妙な顔をされたとき…「きれいだね」「うらやましい」の一言が「ふつうじゃない」を突きつけている可能性

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