日系の総合コンサルティングファームとして、安定した成長を続けるベイカレント。2016年9月の株式上場以来、売上高はCAGR(年平均成長率)20%以上を継続し、直近5カ年の平均営業利益率も業界平均を大きく上回る35%を記録する。会社は29年2月期まで現在の成長ペースを維持すると見込んでおり、市場関係者の間では、同期に売上高2500億円を掲げる中期経営計画を上回るとの見方もある。

高収益の要因の1つが、コンサルタントの高い稼働率だ。26年2月末時点で5590名のコンサルタント全体のうち、プロジェクトに参画している人数の割合はつねに80〜90%を維持しており、顧客へのサービス提供が途切れることがない。
同社は、サービスや業界ごとに組織を区切らず全コンサルタントが1つのプールに所属する、ワンプール制と呼ばれる仕組みを採用しており、クライアントのニーズに合わせ柔軟にチームを組成できる。特定業界の市況悪化に左右されることもないため、稼働率低下を防げる。
高稼働率を支える独自の組織運営
この記事は有料会員限定です
残り 1838文字

