生成AIの登場で、勉強のやり方が大きく変わりつつある。
「ChatGPTがあるなら、塾はいらないのでは?」
最近、保護者の方から、こんな相談を本当によく受けるようになりました。
この言葉通り、生成AIはかなり塾の代替として機能しています。英作文を頼めば一瞬で書いてくれる。数学の問題を写真で撮れば、途中式まで丁寧に解説してくれる。わからない単語を聞けば、例文付きで教えてくれる。しかも24時間、いつでも。塾の先生より知識量も豊富で、料金は課金したって月2000円程度。
これだけ便利な道具が手元にあるのに、わざわざ高い塾代を払う意味なんてあるのか?と思うのは、当然の感覚だと思います。
実際、これが間違っているかというとそういうことでもありません。
実は、今年合格した東大生の中には、塾の代替で生成AIを使って合格を掴んでいた人も一定数いました(自分が知っている中でいうと3人)。
じゃあ、この人たちはどんな風に使っていたのでしょうか?
「答えをくれ」より「こんな考えってどう思う?」と聞く
まず前提として、生成AIで東大に合格していた3人に共通していたのはChatGPTに「答え」を聞くことが、ほとんどなかったということです。
たとえば、そのうちの1人は、数学の難問にぶつかったとき、こう聞いていたそうです。
「この問題、どこから手をつけるのが定石ですか?」 「自分はこういう方針で解こうとしてるんですけど、この方針って筋がいいですか?」 「自分の解き方とは別に、まったく違うアプローチってありますか?」
つまり、彼ら彼女らはChatGPTを「答えを出してくれる人」ではなく、「自分の考えを壁打ちする相手」として使っていたんです。
英語でも同様で、英語の長文を読むときには、まず自分で全部訳す。わからない単語は推測する。そのあとでChatGPTに、「自分の訳のおかしいところを、理由つきで指摘してください」と頼んでいました。


