「視覚処理の流暢性」とは、脳が視覚情報を処理する際の「スムーズさ」のことをいう。認知科学の研究によれば、人間の脳は「処理しやすい視覚情報」に対して自動的に「整っている」「信頼できる」「好ましい」というポジティブな評価を下す傾向がある(※5)。
逆に、処理に負荷がかかる視覚情報は「ちぐはぐ」「不快」という印象につながりやすい。
つまり、何か手の込んだスタイリングをするのではなく、色数を抑えるなど、脳処理に負荷のかからないファッションにすることで好印象となることが、科学的にも証明されているのだ。
今日から実践できる「3つの方法」
では、今日から実践できる具体的な3つの方法を下記にまとめたので、見ていきたい。
全身6色の「イオンモールおじさん」のコーディネートは、脳が一度に処理しなければならない色情報が多く、処理負荷が高い。色数を4色以下に絞ることで処理がスムーズになり「洗練されている」という印象が自動的に生まれる。
ただし「色数を絞れ」という一般論だけでは、「では何色を選べばいいのか」という疑問が残る。ここで役立つのが「パーソナルカラー」だ。
パーソナルカラーとは、肌色のアンダートーン(イエローベース/ブルーベース)と、肌・髪・瞳のコントラスト(明るく鮮やか/落ち着いたくすみ)という2つの軸の組み合わせで、人を「スプリング」「サマー」「オータム」「ウィンター」の4タイプに分類し、それぞれに似合う色を導き出す考え方だ。
まず肌色を確認しよう。手首の内側の血管が「緑っぽく見える→イエローベース」「青紫っぽく見える→ブルーベース」というのが見分ける目安だ。
次に、髪・肌・瞳の色の差(コントラスト)を見て、下記の早見表で自分のパーソナルカラーを把握する。ただし、これらはあくまでも目安なので、気になる方はパーソナルカラー診断を受けてみてほしい。


