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「パーカーもボディーバッグもだめ」「何を着ろと?」 おじさんの"無難な服装"が叩かれる《概念のギャップ》という理不尽

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イオンモールおじさん
一見、無難な中高年男性の服装が「イオンモールおじさん」と揶揄されるのはなぜなのか(写真:mits/PIXTA)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授
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私たちは日常的に膨大な視覚情報にさらされているが、そのすべてをゼロから判断していては脳の処理が追いつかない。そこで脳は「典型的なパターン」を記憶し、新しい情報が入ってきたときにそのパターンと照合して瞬時に判断を下す仕組みを持っている。

服装研究者のジュリア・トウィッグ氏は、服装は「年齢秩序のシステムの中で機能しており、私たちは服を使って社会的・文化的な意味を表示し表現する」と論じている(※1)。つまり服装には、着用者が「どの世代に属するか」を示す社会的な信号としての機能があるのだ。

世代で「男性の普段着」に対する“概念”が大きく異なる

ここで問題になるのが、若い世代(特にSNSを頻繁に使う女性層)と中高年男性とでは、「男性の普段着」に対するスキーマが大きく異なるという点だ。以下の表を見ていただきたい。

中高年男性が「無難で清潔感がある」と思っているブルーシャツ+ベージュチノパン+縦型ボディーバッグというコーディネートは、若い世代のスキーマと照合すると「10年代前半で時計が止まったまま」のシグナルとして処理される。

注目すべきは、このコーディネートはまさに13年頃に「女性ウケ最適解」とされていたスタイルそのものだということだ。つまり中高年男性たちは、「女性ウケを意識してアップデートした服装」のまま10年以上が経過してしまっているのである。

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