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なぜ「異論」が出ない?教員の相互不干渉が蔓延か…同志社国際高校・辺野古事故から考える"学校ならではの風土"の問題点

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談笑する教員と生徒
文科省は同志社国際高校の教育内容に対し教育基本法に違反するとして是正を指導した(写真:buritora / PIXTA)
  • 妹尾 昌俊 一般社団法人ライフ&ワーク代表理事、OCC教育テック大学院大学 教授
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同校に限らず、修学旅行中のプログラムの具体について、職員会議などで侃侃諤諤の議論をする学校は、私立、公立問わず、おそらくごく少数だろう。

教育上の意義を強調するあまりリスクや影が見えづらくなる

それに学校組織は、「個人商店の集まりのようなもの」と比喩されることがままある。個々の教員や学級の自律性が高く、全体としてのまとまりやチームワーキングは弱いという意味だ。

これに加えて、生徒の自主性を重んじる学校の伝統・風土であったとしたら、生徒が事前学習し、選択したことに、担当外の教員は口を挟まない、ということが「普通」と考えられてきたのかもしれない。

さらに、「教師文化や教員気質の一つとして、『現実や人の欲求よりも理想を重視する』傾向がある」(前掲、神戸市の事案での報告書)。

今回の辺野古事故に照らすなら、沖縄に集中する米軍基地のことをはじめとする日本の安全保障の問題、あるいは沖縄への負担について(これを「平和学習」と括ってしまっていいのかどうかも疑問があるが)、高校生が自分たちなりに主体的に調べ、現地の人の生の声を聴きながら考察、探究する、などと教育的な意義を仮に教職員集団が捉えた場合、その意義を強調するあまり、安全上のリスクや教育上のバランスの悪さを軽視することになったのかもしれない。

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