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「何もかもが空っぽで虚無の日々だった」——9歳年下の妻に先立たれた54歳男性の「ひとり暮らし」、少しずつ前へ

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テリー植田さん
亡き妻と過ごした家でひとり暮らしをしているテリー植田さんを取材しました(撮影:今井康一)
  • 蜂谷 智子 ライター・編集者 編集プロダクションAsuamu主宰
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植田さんに、死別後のひとり暮らしと再生の日々について聞いた。

テリー植田(テリー うえだ)さん 54歳。奈良県桜井市出身。東京カルチャーカルチャー・イベントプロデューサー。ソーメン二郎(そうめん研究家/日本ソーメン学会会長)として、そうめんの普及活動も行う。著書に『誰も教えてくれないイベントの教科書』(本の雑誌社)『ラク旨! 無限そうめんレシピ』(扶桑社)など(撮影:今井康一)

敬愛する志村けんを追って東村山に住まう

植田さんの自宅は、西武新宿線・久米川駅から歩いて数分のマンションの一室にある。部屋のなかはすっきりしていた。壁にはアンディ・ウォーホルやバスキアのポスターが飾られ、本棚にはそうめん関連の書籍が並ぶが、全体的にモノが少ない。

壁にはアンディ・ウォーホルのポスター。ポップなものが好きだ(撮影:今井康一)
テリー植田さんは「ソーメン二郎」として、そうめんの研究、普及活動にも力を入れている。自宅には麺に関する書籍も(撮影:今井康一)

「妻が亡くなったあと、大家さんの都合でマンション内の別の部屋に引っ越したんです。それを機に、だいぶ持ち物を整理しました」(テリー植田さん 以下の発言すべて)

シャイだという猫たちは取材中ついに姿を見せなかったが、大きなキャットタワーや並んだフードボウルが、この部屋に“暮らし”があることを感じさせる数少ない要素だった。

妻と一緒に飼っていた猫は4匹。それぞれのために並んだフードボウル(撮影:今井康一)
リビングに置いているキャットタワー。猫たちのグッズがひとりの部屋に“暮らし”の気配を加えている(撮影:今井康一)
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