「住みよさランキング2026」全国編トップ200【この記事】
毎年恒例の「住みよさランキング」。この記事では、全国編の上位200都市を公開している。算出指標は、20指標で、総合順位の他、カテゴリー別(安心度・利便度・快適度・富裕度)の順位も算出。詳細は記事末尾に掲載している。
2026年の「住みよさランキング」総合第1位に輝いたのは、熊本県人吉市(昨年3位)だった。人吉市は熊本県の南部、人吉盆地の西南端に位置し、南は鹿児島県、宮崎県に接している。人吉市が首位を獲得するのは2年ぶりで、安心度4位、利便度12位と、基礎的な生活インフラや安全面が全国トップクラスで評価されている。
続く総合2位は、昨年と変わらぬ安定した強さを見せた東京都文京区(昨年2位)。利便度7位、富裕度23位、快適度46位と、安心度以外すべて2桁順位だった。
総合3位には、初のトップ3入りとなる愛知県長久手市(昨年4位)がランクインした。4位の福井県福井市(昨年1位)とはわずか0.04ポイントの差だった。長久手市は、名古屋市の隣に位置し、2005年の愛・地球博を機に急速に発展した。大型商業施設が充実しており、子育て世代にも人気の街で、計画的に作られた街並みの美しさも評価されている。
順位の入れ替わりはあったものの、上位4都市は前回と全く同じ顔ぶれとなっており、トップ層は引き続き高い評価をキープした。
ランキングの変動要因
今年は、社会構造の変化に合わせて「③子育て」と「⑲住居」に関する2つの指標を見直した(詳細は記事末尾に掲載)。そのほか、「⑫水道料金」や「⑪転出入人口比率」の影響が大きく出た。
インフラ維持コストの増加などを背景に、今年も100以上の自治体が水道料金の値上げに踏み切った。
もう1つ特徴的であったのは、「転出入人口比率」の指標(今号は2024年のデータを使用)である。転出超過(入ってくる人より出ていく人が多い状態)となった自治体が再び400を超えた。コロナ禍直前は約550の自治体が転出超過だったこともあり、人流の回復とともにこの数値がどう変化していくのか、注視していく必要がある。

