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「サグラダ・ファミリアは完成しない」常識が崩れた日…オリコン誤報騒動があぶり出した、ネットメディアの「構造疲労」

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サグラダ・ファミリア
「ついに完成」と誤報があったサグラダ・ファミリア(写真:Shin@K/PIXTA)
  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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しかしユーザーの一部からは、「まぎらわしい」「全部が完成するわけではない」といった指摘が続出。約1時間半後に「訂正とお詫び」と題した投稿が行われ、正しい記事タイトルは「『サグラダ・ファミリア』メインタワーついに完成」だったと伝えた。

約1時間半後に投稿された<訂正とお詫び>(画像:オリコンニュース公式Xより)

この訂正内容から分かるように、今回完成するのは、サグラダ・ファミリアのメインタワーである「イエスの塔」だ。建築家アントニ・ガウディ(1852〜1926年)の没後100年となる6月10日に完成し、翌11日の夜(日本時間)には、NHK総合で大聖堂内部からの生中継が行われる予定だ。

なお、サグラダ・ファミリア全体の完成は、現時点で2035年ごろになると見込まれている。あと10年ほどで完成することも十分に驚きだが、現時点で「完成」しているわけではない。オリコンの表現は、結果的に誤報となってしまった。

なぜ"釣り見出し"はここまで嫌われるのか

オリコンニュースのX投稿は、ポストから1週間弱で、約9万リポスト、32万いいねと、桁外れの注目を集めた。だからこそ、誤った情報を伝えたことへの苦言も少なくない。 筆者はネットメディアの編集者として、これまで10年以上にわたって、「ネットニュース記事に対するSNSの反応」を定点観測してきた。その経験からすると、これらの“怒り”が生まれる背景には「PV(ページビュー)が取れるなら、どんなことをしてもいいのか」といったメディア批判があると考えられる。

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