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【SNS年齢確認】厳格化へ、豪州は「16歳未満の利用禁止」で問題続出…実効性ある安全な仕組みを阻む《4つのハードル》

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未成年スマホイメージ
総務省はSNSの年齢確認を厳格化する方針だ(写真:mits/PIXTA)
  • 宮崎 力 一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会 技術部会 副部会長兼WGリーダー
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まず、規制の動きの背景には、未成年がSNSの利用を通じて深刻なトラブルに陥るケースが相次いでいるという、切実な実態がある。

こども家庭庁の調査では、青少年のインターネットの利用時間は約5時間27分にのぼる。とくにSNSはつい長時間利用に陥りやすく、その結果、睡眠不足や生活リズムの乱れを招き、頭を抱える保護者も多い。アメリカの公衆衛生局長官による報告書においても、1日にSNSを3時間以上利用する若者はうつ病などのメンタルヘルスの問題を抱えるリスクが2倍になると警告されている。

青少年のインターネットの利用時間(学校種別/利用機器の合計/平日1日あたり)。青少年の平均利用時間は、前年度と比べ約25分増加し、約5時間27分(画像:こども家庭庁「令和7年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果」より)

さらに、ネット上の誹謗中傷やいじめをきっかけに自殺に至る痛ましい事件もあり、SNSを通じて見知らぬ大人から声をかけられ犯罪に巻き込まれたり、性的搾取を受けたりするケースも多発している。警察庁のデータでも、SNSに起因する犯罪の被害児童数は高水準で推移しており、とくに小学生の被害は過去10年で最多を記録した。

SNSに起因する犯罪の被害児童数は高水準で推移、小学生の被害は過去10年で最多(画像:警察庁「令和7年における少年非行及び子供の性被害の状況について」より)

自傷や自殺に関わる有害コンテンツに繰り返し触れることで不安が強まり、精神的に追い詰められてしまう事例や、近年では若者が「闇バイト」や投資・ロマンス詐欺といった重大犯罪の実行犯や被害者になってしまうケースも深刻な社会問題となっている。

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