かつてあった東上業務部は同じ東武鉄道でありながら、伊勢崎線系統などとは半ば独立した組織になっていた。勝田駅長も、駅員時代から車掌、そして管理者になってからも東上線勤務を貫いている。
ただ、東上業務部は2015年に廃止され、現在では伊勢崎線系統からの人事異動も珍しくなくなっている。そのなかで勝田駅長は“東上線一筋の駅長”というわけだ。
「業務部で12年半過ごし、13年4月に川越駅の助役として1年半。それからは志木乗務管区(当時)を経て下板橋で初めて駅長を務め、17年10月に志木駅に移りました。そこには5年半ほどいまして、23年4月に現在の武州長瀬。地元に戻ってきた、ということになりますね」(勝田駅長)
ほとんどの駅に思い出がある
そんなわけで、勝田駅長にとってはほとんどの駅に思い出がある越生線。取材前日も、“地元の人”ならではの対応をしたのだとか。
「ちょうどお客さまが『新しき村ってどこですか?』と若い駅員に尋ねていて。でも、その駅員は去年転勤してきたばかりで、管理者もこの4月に異動してきたばかり。2人とも頭にハテナが浮かんでいるワケです。そこで私が、歩きですか?クルマですか?というところからご案内させていただいて。地元でよかったなあという、そんなできごとでしたね」(勝田駅長)
