どんな集団にも、1人や2人、苦手だな、関わりたくないな、と思う相手はいるものです。同級生にもサークル仲間にもアルバイト先にも、気の合わない人はいたと思います。
しかし、職場にひそむ「厄介な同僚」への対処法は、学生時代までのそれとは難易度がまったく異なります。
職場の平穏を破る「モンスター同僚」
職場にはクラス替えもなければ卒業もないので、どちらかが異動あるいは退職となるまでの長い年月、ともに働かなくてはなりません。
対処法を一度間違えると、何年にもわたって人間関係がギスギスして、業務にも大きな支障が出ることを、社会人の先輩方は数多の失敗から学んできました。
そこで今回は、職場で多くの人が「正直、関わりづらい……」と感じる同僚について、タイプ別に傾向と対策を考えていきます。
私が監修した『同僚とのつきあい方』では、新入社員世代から見て先輩世代に当たる20代後半~50代の会社員を対象に「同僚とのつきあい方アンケート」を行い、そこに寄せられた声を本書プロジェクトチームが整理し、分析。
その結果、厄介な同僚、いわば「モンスター同僚」の5つのタイプが見えてきました。
立場や業種は違っても、似たような悩みが複数の人の回答から繰り返し挙がり、多くの人が、同じタイプの人とのつきあい方で悩んでいることがわかりました。
こうした「モンスター同僚」への基本的な対処法としては「できるだけ近づきすぎないこと」がいちばんです。
無理にわかり合おうとしない。期待しすぎない。それだけでこちらの心の負担を軽くすることができるはずです。
一方で、会社という場で、完全に関わらずに済むことはほとんどありません。距離を取りたくてもできない場面が、現実には必ず出てくるでしょう。
そこで、相手を変えようとするのではなく、こちらの関わり方を工夫することに焦点を当てて対策を考えてみました。
正面からぶつかるのではなく、上手にすり抜ける。必要なときだけ関わり、リスクを最小限に抑える。そのための現実的な対処法を、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。


