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〈事例3 目立ちたがりで得意げな知識ひけらかしタイプ〉
会議中に、人が発言している途中でも「ちょっと待ってください」と遮り、意見を否定し、重箱の隅をつつくような細かい指摘を始める同僚がいました。
とにかく目立ちたがり。自分が知っていることが出てくると黙っていられません。建設的に議論をするわけでもなく、ただ「自分が仕切っている感」を出して主導権を握りたい様子が露骨です。
リーダーに対してもマウントを取り、鼻で笑うような反応をするので、会議のたびにチーム全体が殺伐とした空気になってしまいます。(40代女性)
〈事例4 とにかく話が脱線し、注意をしても気づかない〉
議論の際にちょっと見方を変える発言や軽い雑談は、アイスブレイクとして助かりますよね。でも、議題と関係のない話を長々と語り始める年上の同僚には困りました。
話が本筋から離れても、本人は「ここは重要です」と主張し、ファシリテーターが軌道修正しようとしてもなかなか戻れません。それどころかムキになって発言権を持ち続けようとします。みんな、「ああ、また始まった……」と心の中でため息です。
また、話を遮ると機嫌が悪くなるのも困りものです。(30代男性)
主導権死守タイプへの対処法とは
〈対処法は…〉
相手の意見を受け止めつつ、ホワイトボードで全体を整理する
会議で人の発言を遮り、自分の考えを長々と話し続ける人がいると、場の空気も重くなってしまいますよね。こうしたタイプの人は、案外能力が高く、自分の考えを評価してほしいという気持ちが強い、という場合も少なくありません。
まずは、相手の意見をいったん受け取ることがポイントです。
その際、たとえば「今の〇〇さんの重要論点を踏まえつつ、考えますと……」「なるほど、その視点はありませんでした」と言葉にして返すだけで、相手はきちんと認めてもらえたと感じることでしょう。これで、必要以上に話し続ける勢いが落ちることもあります。
そのうえで、「では、本題に戻して整理してみますね」と、自然に話題を戻します。個人の主張を否定するのではなく、会議全体の流れに焦点を当てて進めていくイメージです。
あわせて、ホワイトボードを使うのも効果的です。相手の話の中から重要なポイントだけを書き出し、そこに「重要」や★マークをつけてみます。相手の意見を尊重しつつ視覚的に整理することで話が区切られ、それ以上脱線しにくくなります。
相手を立てながら、会議を前に進める。この姿勢が、雰囲気を壊さずに乗り切るコツです。