東武トップツアーズでは、すでに「地下神殿」の異名を持つ首都圏外郭放水路(埼玉県春日部市)などへのインフラツーリズムのツアーを実施している。
また、お土産セットに入っていた探究ツアーのパンフレットには、八ッ場ダム、品木ダム管理事務所(ともに群馬県)、羽田空港などで行っているインフラツアーにバスタ新宿からの路線バスを利用して訪れてもらおうという提案も記されていた。
パンフレットには、「バスタ新宿発の高速バスと観光体験を一括予約できる新サービスも準備中」という文面もあり、新たなインフラツアーも登場しそうである。
高速道路のインフラツーリズムでいえば、本四高速が実施している明石海峡大橋と瀬戸大橋の塔頂体験スカイツアーも、スリリングな空中散歩が体験できるとしてすでに実績を積み重ねている。
「生きた施設」だからこその魅力
このように、私たちの生活を支える“縁の下の力持ち”である公共インフラの見学は、「普段見慣れている場所の裏側を見る」という非日常の体験ができるという点で、魅力的である。
NHKでも現在、「ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪」という、文字通りさまざまな施設の裏側を紹介する番組が放送されていて、これまでに首都高速道路や関西国際空港などが取り上げられてきた。
テーマパークのような「作られた観光施設」ではなく、「生きた施設」だからこその魅力が観光資源として注目されるようになったことは、そこで働く人たちへの敬意がおのずと湧き出るという面も含め、これからさらに重要度を増しそうだ。
なおバスタ新宿探究ツアーは、6月も13日と27日の各土曜日に3回ずつ開催される予定であるが、7月以降は現時点では未定だという。気になる方は、ぜひバスタ新宿のホームページをチェックしてみてほしい。
