東洋経済オンラインとは
ビジネス #「非会社員」の知られざる稼ぎ方

〈米・イランが電撃停戦合意〉イラン情勢をプロはどう見てきた?元傭兵が「目論見はすでに崩れているかも」と語る理由

8分で読める
元傭兵が語る現代のイラン情勢と、戦争のリアル(写真:本人提供)
  • 村田 らむ ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES

ハイテク化が進む現代の戦争でも「捉えた捕虜を拷問して情報を聞き出す」などの非人道的な行為は行われるのだろうか?

「あると思います。絶対になくならないと思います。2000年代以降、携帯電話のカメラなどが普及して、米兵が捕虜を虐待している映像が問題になりました。そこから先進国では捕虜の扱いが厳しくなりました。でも、国際条約を気にしていない国もたくさんあります。

前線で捕虜を捕まえると、後方に送るまでの間に尋問することがあります。目の前の戦闘を有利に進める情報が取れるかもしれないからです。そこに『拷問する愉悦』みたいなものはありませんでした。やる方も疲れますし、いい気持ちはしません。

拷問されたら素直に話す人が多いです。フィクション作品みたいに『絶対に言わない』とボコボコにされても黙っている人は、ほとんどいません。

徴兵されて嫌々軍隊に入った若い兵隊もいますし、捕虜になったら殺されるかもしれないという恐怖もある。話せば助かる可能性がある、殴られないで済むと思えば、結構しゃべります」

戦争映画「全体がリアルだと思うことはない」

フィクションの話が出たが、「戦争映画」はどこまでリアルな戦争を描いているのだろうか? ちなみに高部さんは、多くの映画やドラマの監修として参加している。

「映画は見た目重視ですから。リアルにやりすぎると地味になって、画面として面白くないこともあります。なので自分のアドバイスは2~3割受け入れられればいいくらいに思ってやっていました。

手榴弾で人が何人も空中に吹っ飛ぶようなシーンもありますが、実際の手榴弾はそこまでの威力はありません。でも監督が『ここはこうしたい』と言えば、それ以上は言いません。

映画を見ていても、全体がリアルだと思うことはありません。ただ、瞬間瞬間で『ここはリアルだ』と思うことはあります。

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象