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〈米・イランが電撃停戦合意〉イラン情勢をプロはどう見てきた?元傭兵が「目論見はすでに崩れているかも」と語る理由

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元傭兵が語る現代のイラン情勢と、戦争のリアル(写真:本人提供)
  • 村田 らむ ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
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映画『シン・レッド・ライン』(1998年)で日本軍が曳光弾を放つんですが、最初にちょろっと弾が見えて、その後キュンと伸びてくる。僕が真正面から撃たれた時に見た曳光弾と全く同じでした。驚きましたね。

『ネイビーシールズ』(2012年)は米海軍特殊部隊が協力していた作品です。戦闘シーンがリアルでした。敵を撃って倒した後、その倒れた相手にさらに4~5発撃ち込むシーンがあります。そのシーンに対して、『弾がもったいない』という感想を述べる人もいるんですけど、現場の感覚は違いますね。

倒れていても、本当に死んでいるか分からないですからね。最後に手榴弾を投げてくるかもしれないし、銃を一発撃ってくるかもしれない。だから『絶対に反撃能力がない』と確信できるまで撃ち込むというのは、普通にありました。

「ああ、この人は実際の戦場は知らないんだな」

昔、自衛隊出身の芸人さんと話した時に『敵を撃つ時は3発なんですよね。ボディに2発、頭に1発ですよね』と言われたことがありました。

理屈としてはわかります。でも実戦では、そんなきれいにはいきません。何発使おうが『絶対に動かない』っていう確証が欲しいんですよ。

話しながら『ああ、この人は実際の戦場は知らないんだな』って思いました。

あとは『ランボー/最後の戦場』(2008年・ランボーシリーズ4作目)のワンシーンですね。戦争映画って、戦場がすごくきれいに描かれていたんですよ。死体も、みんな五体満足で倒れている。

でも実際の戦場では、五体満足の死体なんてあまりない。腹が裂けていたり、頭が吹き飛んでいたり、脳が出ていたりする。この映画では、死体にハエがブンブン飛んでいるシーンがあったんですね。『ああ、戦場ってこうだったな』って思い出しました。暑い場所では死体はすぐ腐るし、すぐハエが集まるので……」

高部さんが話す戦場は、どこまでもリアルだ。

ドローンやAI兵器が発達し、戦争はどんどんハイテク化している。しかし高部さんの話を聞いていると、結局最後に戦場へ立つのは、生身の人間だと思い知らされた。

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