嵐を愛する人たちのこの日への思いは同じだ。そこには、国民的スター・嵐の最後のステージへのポジティブな熱量が渦巻いていた。
加えて、一般企業や芸能界からも嵐への感謝や激励のメッセージが相次いだ。
コンサート会場の東京ドームは、場内の壁に「ありがとう嵐」と垂れ幕を掲示。セブン&アイ・ホールディングスの「nanaco」や、サンリオの推し活アプリ「おしきゅん」などのほか、俳優の小手伸也や山田裕貴、風間俊介、鈴木福、ミュージシャンの大森元貴、ファンキー加藤ら多くの芸能人がSNSからメッセージを送っていた。
彼らのファンだけにとどまらず、芸能界を飛び超えて社会全体が嵐の最後の日のために動いた。そして、誰もが彼らのすべてを見届けようと熱い視線を送った。
5人の卒業式のようなステージ
そんなラストコンサートは、まるで彼らの卒業式のようだった。
メンバーが出演するドラマや映画の主題歌を含む人気曲をはじめ、ライブで定番の会場のテンション爆上がりの盛り上げソングや、シングルのカップリング、ファンに深く愛される知られざる名曲など、26年半の軌跡を歌とダンスで辿る。
ステージの巨大スクリーンには、5人の赤ちゃんの頃の写真から、デビュー間もない10代の若き日々、平成の茶髪ロン毛時代の映像などが映し出される。絶え間なく大きな歓声が沸き上がる一方、笑顔がこぼれる和やかな空気に満たされる瞬間もあった。
さらに、5人それぞれの昨年の誕生日を全員で祝う動画を見ながら、その様子をメンバーが個々に振り返る映像も挟み込まれるなど、5人のさまざまな姿が観客を終始惹きつけていた。
