東洋経済オンラインとは
ライフ

ありがちな「コテコテの大団円」ではない 国民的スター《嵐》、大混雑の東京ドームで見えた「アイドルの最高到達点」

7分で読める
東京ドーム
東京ドームの歩行者デッキに設けられた巨大オブジェは大勢のファンに囲まれた(写真提供:笹原綾香)
2/4 PAGES

嵐を愛する人たちのこの日への思いは同じだ。そこには、国民的スター・嵐の最後のステージへのポジティブな熱量が渦巻いていた。

加えて、一般企業や芸能界からも嵐への感謝や激励のメッセージが相次いだ。

コンサート会場の東京ドームは、場内の壁に「ありがとう嵐」と垂れ幕を掲示。セブン&アイ・ホールディングスの「nanaco」や、サンリオの推し活アプリ「おしきゅん」などのほか、俳優の小手伸也や山田裕貴、風間俊介、鈴木福、ミュージシャンの大森元貴、ファンキー加藤ら多くの芸能人がSNSからメッセージを送っていた。

彼らのファンだけにとどまらず、芸能界を飛び超えて社会全体が嵐の最後の日のために動いた。そして、誰もが彼らのすべてを見届けようと熱い視線を送った。

入場ゲート前のツアー看板やサイネージもラストコンサートの高揚感を煽る(写真提供:Som)

5人の卒業式のようなステージ

そんなラストコンサートは、まるで彼らの卒業式のようだった。

メンバーが出演するドラマや映画の主題歌を含む人気曲をはじめ、ライブで定番の会場のテンション爆上がりの盛り上げソングや、シングルのカップリング、ファンに深く愛される知られざる名曲など、26年半の軌跡を歌とダンスで辿る。

ステージの巨大スクリーンには、5人の赤ちゃんの頃の写真から、デビュー間もない10代の若き日々、平成の茶髪ロン毛時代の映像などが映し出される。絶え間なく大きな歓声が沸き上がる一方、笑顔がこぼれる和やかな空気に満たされる瞬間もあった。

さらに、5人それぞれの昨年の誕生日を全員で祝う動画を見ながら、その様子をメンバーが個々に振り返る映像も挟み込まれるなど、5人のさまざまな姿が観客を終始惹きつけていた。

3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象