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先行予約で7000台超の大ヒットEV「スーパーワン」の源流…80年代に人気を博したホンダ「シティ・ターボⅡ」に迫る

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1983年10月に発売されたホンダ「シティ・ターボⅡ」(写真:筆者撮影)
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シティ・ターボⅡのインテリア(写真:筆者撮影)

なお、シティ・ターボⅡのエンジンは、「スクランブル・ブースト」という機能が付いていたことも特徴のひとつだった。これは、エンジン回転が4000rpm以下のときに、スロットルを全開にすると、ターボの過給圧を10秒間約10%アップする機能だ。

ターボチャージャーは、圧縮した空気をエンジン内に送り込むことでバワーを増大させるのだが、過給圧が高いほどパワーやトルクが出る。この機能は、比較的低い回転数でアクセルを踏み込んだ際に、強力な加速力を瞬時に発揮することが可能。スポーツモデルらしいダッシュ力を味わえることが魅力だった。

スーパーワンのブーストモードを起動するスイッチ。紫色のボタンを押すと64PSから95PSに最高出力がアップする(写真:筆者撮影)

ちなみに新型スーパーワンにも「ブーストモード」という機能がある。これは、ステアリングの右側にあるスイッチを押すと、パワートレインの性能を最大限に引き出し、力強く鋭い加速を生み出すというものだ。最高出力をベース車N-ONE e:の47kW(64PS)から70kW(95PS)まで増大させることを可能とする。そして、こうしたスーパーワンのパワートレインの味付けも、シティ・ターボⅡを彷彿させるポイントの1つだと言える。

なぜブルドッグと呼ばれたのか

シティ・ターボⅡのリアビュー(写真:筆者撮影)

シティ・ターボⅡに「ブルドッグ」という愛称が付いたのは、主にそのスタイルからだといわれている。

シティ・ターボの場合、ボンネットにパワーバルジを追加した以外、基本的にベース車のシティに近い。一方、シティ・ターボⅡは、四角く張り出したブリスターフェンダーや、185/60R13サイズのワイドなタイヤを装備(シティ・ターボは165/70HR12)。ボディサイド左右にはエアロスカートも採用したほか、ボンネットのパワーバルジも、追加したインタークーラーのスペースを確保するため、さらに大型化されている。これらにより、全体のフォルムが闘犬である「ブルドッグ」の筋肉質な体型や顔つきを連想させたことが、愛称の由来となったようだ。

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