また、「4輪+2輪=6輪生活」というコンセプトも斬新だった。郊外までクルマで移動し、現地でバイクを使うという新しいレジャースタイルを提案したのである。この発想が若者に支持され、シティとモトコンポはいずれもヒット作となった。
なお、今回の展示では、実際にシティ・ターボⅡの隣にモトコンポが並べられていた。当時を知る世代にとっては、まさに「懐かしのコンビ」。そして、新型のスーパーワンにも「現代版モトコンポがあれば……」と感じたのは、筆者だけではなかったのではないだろうか。
82年発売のシティ・ターボ
初代シティは、積載性や実用度の高さを主軸にしたモデル。一方、それをベースに100PSの1.2Lターボエンジンを搭載し、スポーティな走りを実現したのが82年登場の「シティ・ターボ」だ。
ホンダ乗用車初のターボ車で、外観では、パワーバルジ付きフロントボンネットが大きな特徴だった。パワーバルジとは、ボンネットの一部が出っ張っているもので、当時のスポーツカーでは定番の装備だ。
シティ・ターボの場合は、ターボチャージャー・システムのユニットを追加したことで、エンジンが出っ張ってしまったため装着したと思われるが、見た目のインパクトアップにも貢献。まさに当時人気だったホットハッチを印象付ける装備だったと言える。
