東洋経済オンラインとは
ライフ #神童だったあの子の今

「今はゴミ屋敷に住んでいる」小6で3000冊を読破した神童→"社会性の欠如"自覚し大学中退…まともじゃない人生の行く末

9分で読める
ゴミがあふれた部屋から配信を行っているナポレボさん(画像:ナポ・レボリューションYouTubeより)
2/5 PAGES

「『公立中は嫌でしょ?』って親に言われたんですけど、別に嫌じゃなかったんですよ。たぶん母親のほうが、田舎に飽き飽きしていた時期があったんだと思います」

息子の優秀さは、母親にとって、自身が抱える田舎暮らしの閉塞感を打ち破る切符でもあった。

魚の死骸を押し入れに保管…“変わった子”だった

地元周辺は自然が豊かだった(画像:ナポ・レボリューションYouTubeより)

頭脳明晰な少年だが、同時にかなり“変わった子”でもあったという。

小学1年生のころ、彼は近所の側溝で、まだわずかに息のある一匹の魚を見つける。「ドンコ」と呼ばれるハゼ科の淡水魚だ。打ち上がり、瀕死の状態だった。彼はその魚を持ち帰り、水を張った容器に浮かべ、最期を見届けた。

そこまでなら、生き物好きの子によくある話かもしれない。問題はその先だ。彼はその死骸を箱に入れ、押し入れの上にしまっておいた。

しばらく経って、家中に異臭が漂い始める。原因がわからない。何かが腐っているのは確かだが、見当もつかない。

「魚が死んだら臭くなるっていう発想がそんなになくて。あ、そっか、と」

中学校でサッカー部に入ってからは、部活前にお腹が空くと、裏山のセミやバッタを「おやつ」として生のまま食べた。

「最初に食べたセミは、バーベキューの流れみたいな感じでした。たまたまそこにいたから食べちゃおう、みたいな。そしたら美味しかったんですよ」

頭の良さと奇行の根っこはおそらく同じだった。普通の子が立ち止まる場所で立ち止まらない好奇心。やってしまったあとで、初めて世間との温度差に気づく感性。本ばかり読んでいた少年の内側で、知識欲と行動衝動は、いつも同じ方向を向いていた。

3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象