当然それは、女性からすれば不満。女性たちが大切にしている「会話のやりとり」がストップするのですから、イライラが止まりません。「もっとはっきり言ってよ!」「自分の考えってものがないの?」と怒り出す人もいます。
感情や痛みも数値で確認する
豊かな表現力や語彙を持ち合わせていないことが多い男性に、気持ちを聞きたいとき、どんな問いかけなら答えやすいでしょうか。
先日、私は鼻の病気で手術をしました。術後の痛みを確認するときに、医師から「痛みの段階が0〜10段階あるとしたら、今の痛みはどれくらいですか?」と聞かれ、「3くらいです」と答えました。
激痛が走るほど痛くはないし、でもまったく痛みがないわけでもない。10段階の明確な基準はわからないけれど、たぶんこのくらいかなと、あまり悩まずに答えることができました。数値やデータをもとにその都度判断すべき医療現場らしいコミュニケーションだなと感心しました。これなどは、男性には有効な問いかけかもしれません。
たとえば、男性からの仕事の愚痴。「今の悔しい気持ち、10段階で言ったらどのくらい?」と聞くと、「6、いや7だな。だって、あのとき部長がさぁ〜」と、胸にしまい込んでいた不満を吐き出してくれる可能性があります。いつもは自分のことをあまり話さない男性でも、ちょっと問いかけを変えてみると、話し始めることがあります。
似た手法としては、「『すごく気に入ってる』がこのへんで(宙を手で示す)、『絶対に無理』がこのへんだとすると(宙を手で示す)、どのへん?」と聞くテクニックもあります。視覚的にわかりやすく、個人的にもよく使っています。

