岩道さんの会社が手がける保育園や企業での総菜受け取りサービスは、料理の提供そのものよりも時間の節約を主眼にしている点で、従来の宅食サービスとは一線を画している。
時間の節約とともに、もう一つ大事にしているのが、手作りならではの温もりだ。
「子どもが喜んで食べてくれるように」と考えて調理
同社では、料理はすべて手作り。大量生産型の宅食サービスのように均一化されてはいない。ハンバーグはふぞろいだし、副菜の形も少しずつ違っている。
「栄養バランスが完璧でも、食事は心が満たされないとおいしく感じません。子育て経験のあるスタッフたちが、子どもが喜んで食べてくれるようにと考えながら作ることは、私たちにしかできない、意味があることだと思うんです」(岩道さん)
現在、同社には17人のスタッフが在籍しており、そのうち12人が調理を担当する。スタッフの多くが子どもを持つ40〜50代の女性たちだ。
働き方は8時から14時まで、週2〜3日など、子育てと両立しやすいシフトを導入しており、子育て中の従業員の働きやすさにも気を配っている。
