HAPPY-Weekdayの社長の岩道志織さんは、「このサービスを社会インフラにしたい」と意気込む。
岩道さんは、もともとメーカーに勤務していた。転機となったのは、2013年。長女を出産して、育休から復職した時だった。
「仕事も責任を持ってやりたいし、子育てもちゃんとやりたい。でも、無理じゃない?と思ったんです」(岩道さん)
当時、夫は朝早くに出勤し、帰宅するのは深夜だったため、家事や育児を手伝いたいという気持ちはあってもできなかった。岩道さんは土日も平日の仕事を乗り切るための準備に追われ、ゆっくりと休む余裕はほとんどなかった。
家庭の中だけで、仕事と育児の両立問題を解決しなければならない状況に、岩道さんは限界を感じていた。
共働き家庭で最も不足しているのは「時間」
共働き家庭において最も不足しているものは何なのか。岩道さんがたどり着いた答えは、「時間」だった。
「時間を作ることができたら、その人が本当にやりたいことに使えるじゃないですか。子どもの話を聞いたり、少し休んだり、家族でご飯を食べたり。本当に必要なのはそこだと思ったんです」(岩道さん)
岩道さんは、夕食にまつわる家事のプロセスを代替できれば、多くの家庭を助けられるのではないかと考え、その問題を解決するためにメーカーを辞めて起業することを決意した。2019年のことである。
現在は2つの保育園、5つの企業で総菜受け取りサービスを提供しており、さらに拡大を進めている。
