共働き家庭にとって、夕方は第2の労働とも呼べる時間帯だ。仕事を終えた後も、子どもを迎えに行き、その足でスーパーへ向かい、帰宅後はすぐ夕食の準備。食事が終われば後片付けや入浴、寝かしつけが待っている。
この保育園では、共働きの保護者が抱える切迫感を少しでも和らげようと、総菜手渡しサービスの導入を決めた。
「特に0〜2歳くらいのお子さんは、『待っててね』がなかなか通じないんです。料理している時に『遊んで』、『抱っこして』って来るので、その対応をしていると、食事もお風呂も寝る時間もどんどん後ろへずれていってしまいます。サッと出せる食事があるだけで、子どもと過ごす時間の長さも、保護者の心のゆとりも全然違います」(キッズラボこうなん園長)
保育園や会社で夕食のおかずを受け取れる
この便利なサービスを提供するのは、愛知県一宮市で共働き向けの総菜配達を手がけるHAPPY-Weekdayだ。現在は個人宅に加えて、保育園や勤務先の企業を受け取り拠点として活用する仕組みを広げている。
一見便利に見える自宅での受け取りも、共働き家庭にとっては、その時間帯に必ず家にいなければならないことが負担となる。必ず立ち寄る場所を受け取り拠点にすることで、負担を極限まで減らせる。ある企業では、福利厚生の一環で、費用を給与から天引きする形で会社での総菜受け取りサービスを社員が利用できるようにしているという。
