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ライフ #還暦バックパッカー教授の世界見聞録

61歳で世界一周してわかった、旅の計画プロセスがビジネスパーソンの「管理力」を鍛える理由

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世界遺産マチュピチュ
世界遺産マチュピチュを個人手配で旅するならしっかりとした計画が必要だ(写真:筆者撮影)
  • 河瀬 誠 立命館大学ビジネススクール教授、MK&Associates代表
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私の場合、去年は幸い福岡市でのプロジェクトが複数回あった。なので、ついでに長崎の島原半島、熊本県の人吉、韓国の釜山へと足を伸ばした。いずれも仕事の前後に1日もしくは、土日を入れて2日、自分の時間をとっての旅だった。

こうした旅ならば、職場に同僚にもそんなに遠慮することなく、旅を楽しめるのではないだろうか。

また少し長期の旅行を計画したら、数カ月前には、毅然とした態度で会社の上司や同僚に伝えておくことも大事だ。そして、旅の間に同僚や部下に任せるところを明確にして、自分がすべき仕事は「いつも以上」にしっかり終わらせておく。個人の有給休暇の権利の行使とはいえ、社会人として当たり前の作法だろう。

筆者の世界一周の旅については、以前からずっと「南米の旅をリベンジしたいな」と、ボヤッと考えていた。実はペルーもブラジルも、30年前のアメリカ留学期間中に行こうとして、両方とも「飛行機に乗り遅れる」という痛恨のミスで行けなかったのだ。いつかは行きたい、と思いつつ、本気で旅をすると1カ月は必要だ。さすがにそれは無理だな、と思っていた。

しかし、自分が還暦になったとき、放っておくと行く機会は永遠に来ないことを改めて痛感した。そこで思い切って「自主的定年旅行」を企画しようと思い立った。

そうしているうちに、妻が「フランスのアルザス地方に行きたい」と言い始めた。そのため、自分がまず(妻が興味のない)南米を旅し、連休中にドイツで合流してアルザスを巡る「欧州バックパッカー二人旅」の計画を提案した。

まずは南米、次に欧州と考えると、アジア経由で帰るのが自然だ。なので、結果として世界一周のルートを計画することとなった。世界一周を最初から計画していたわけではなく、結果として世界一周するルートになったのだ。

結果的に、こうした家庭サービスを組み込んだおかげで、ずっと心の中で温めていた南米の長期旅行計画を妻にようやく打ち明け、世界一周についても承認を得られたのだ。どの組織でも、“上司”の承認プロセスというのは、難しいものである。

並行して情報収集を始める

行き先(目的)と日程を「仮」にでも設定したら、次はプロジェクト・マネジメントの次のステップである「情報収集」を始めよう。

"本離れ"と言われるが、今もガイドブックは旅全体のイメージを把握するために役立つ情報源だ。もちろんネットの情報も有効だし、最近は私もAIに相談しながらプランを作っている。

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