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千鳥・大悟が「綾瀬はるかと夫婦役」でW主演 「わしで大丈夫なんですか?」と思った大悟が明かす"撮影現場で意識したこと"

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大悟
映画『箱の中の羊』で綾瀬はるかとのW主演を務めた千鳥・大悟に直撃した(撮影:長田慶)
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(撮影:長田慶)

なかでもハッとさせられたのが、亡き息子・翔の姿をしたヒューマノイドと歩く場面だ。

「線路のところで、子どもを先に歩かせて追いかけている場面とかは、『ああ、わしやけどわしやないな』という感じがしましたね」

その違和感こそ、映画が大悟から引き出したものだった。

前に出ず、作り込まず、ただそこにいる。

言葉にならない業と、父親としての哀愁が、冷えた空気の中に静かに滲んでいた。

「変えられないのが、家族なんやな」

物語が問いかけるのは、家族とは何か、喪失とどう向き合うのかということでもある。
では、この作品に3カ月向き合った大悟自身の家族観は変わったのだろうか。

そう尋ねると、大悟は少し考えて、こう答えた。

「家族をテーマにした映画に出させていただいて、3カ月間、いろいろ考えさせられました。『こういう思いがあるのか』と感じることもあり、実際に完成した映画も素晴らしくて、考えさせられることはたくさんありました」

だが、そこでわかりやすく「家族の大切さに気づいた」とは言わない。

「でも、それでも家族への在り方を変えられないのが、家族なんやなと思いましたね。この映画をやったから、家族に対する何かを変えたということはないですね」

――ご家族の反応はありましたか。

「いや、家族はまだ見ていないんです。見たら何て言うんでしょうね。まあ、帰ってきて『嘘つけ』って言うんじゃないですか(笑)」

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