エドさんはなぜ40代で芸人に?
私は現在、吉本興業に所属しながら、筑波大学大学院の博士課程でデザイン学を学び、研究をしています。一週間のうちの約半分ずつ、大学院が在る茨城県のつくば市に借りた部屋と、東京の自宅を行き来する毎日です。
「エドさんはどうして芸人になったのですか?」と聞かれることがあります。
私は、ある日突然芸人になりたいと思い立ったわけではありません。元々は、小学生の頃から芝居の世界に憧れ、女優を目指していました。そこから「笑い」の世界に転じたのは、大学を卒業後、本格的に芝居の世界に足を踏み入れてから、約二十年が経った頃でした。
私はその二十年の間、無名ながらもドラマや映画、舞台やCMなどに出演し、その一方で同時に自分のライフワークとしてずっと、一人芝居の舞台を十数本打ち続けて来ました。その一人芝居は、舞台の脚本から演出、出演や制作など、すべてを一人でやっていたのですが、作品の内容はどれもシリアスなものでした。
