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現地レポート!CEOに聞いたフェラーリ「ルーチェ」投入の意図、そして前衛的なデザインの真意

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ローマ「チッタ・デッロ・スポルト」にて筆者とルーチェ(写真:Ferrari)
ローマ「チッタ・デッロ・スポルト」にて筆者とルーチェ(写真:Ferrari)
  • 越湖 信一 PRコンサルタント、EKKO PROJECT代表
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その慎重なプロットは、エクステリアとパッケージングにおける緻密な計算にも見て取れる。

今回、跳ね馬はスタイリング開発において、社内で極めて重要な位置を占めるフラヴィオ・マンゾーニ率いるフェラーリ・スタイリング・センターにすべてを委ねるのではなく、かつてのピニンファリーナとの幸福なコラボレーション時代を彷彿とさせるように、外部のクリエイティブ集団であるLoveFrom(サー・ジョニー・アイブら)へとプロジェクトを託した。

スタイルは5ドアハッチバック。ボディにフローティングしているようにキャビンを見せる(写真:Ferrari)

これは単に外観の美しさや形状を定めるといった、狭義のスタイリングに留まるものではない。造形とメカニズム、あるいは機能そのものをも同時に定義していくという、まさに本来の英語が持つ「デザイン(design)」の真の意味に基づいたアプローチである。

電動化に最適化されたプロポーション

指針となったのは徹底的なシンプル化であり、ベルトラインの下まで広がるシェル状のグラスエリアと、それに被さるもうひとつのフローティング・ボディによって、滑らかでピュアな面が紡ぎ出された。

全長5026mm×全幅1999mmという大柄な体躯を誇るが、特筆すべきは、このサイズでありながらホイールベースが2961mmと比較的短いことだ。フロント23インチ、リア24インチという大口径タイヤの採用とあいまって、独特のプロポーションを魅せてくれる。

巨大なエンジンを必要としないBEVだからこそのプロポーションがよくわかる(写真:Ferrari)

このユニークなディメンションが選択されたのは、単に電動アーキテクチャーのフラットな床面構造に甘んじた結果ではない。完全な電動化によってフロントのコンポーネントを究極まで凝縮し、ドライバーの着座位置(キャビン)を大幅に前方へと移動させることが可能になったからである。

これによって、リアにゆとりある空間を生み出し、プロサングエの系譜を継ぐ4ドアでありながらフェラーリ初となる5シーターの居住性を高い次元で成立させ、同時に新しいテイストの躍動感を表現することに成功している。これは彼らとしての新しい挑戦である。

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【アナログとデジタルが調和するインテリア】

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