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ビジネス #鈴木敏文の生涯

【10の名言】鈴木敏文氏の独自の経営哲学がわかる言葉を厳選 ──「変化対応」と「顧客中心」を貫きセブンの成長を牽引

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1994年11月、本社エントランスにて(写真:東洋経済 写真部)

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2010年以降、週刊東洋経済に掲載した鈴木敏文氏へのインタビュー記事から、氏の独特な経営観や理念が色濃く反映された特徴的なコメントをピックアップ。その背景にある経営姿勢を振り返っていく。

コンビニは「飽和しない」

1.「コンビニは飽和状態だ」と、よく皆さん言うが、僕はぜんぜんわからない。コンビニは世の中の変化に応じて質をどんどん変えていけるので、飽和などしない。

出典:コンビニ、百貨店は二重丸、ヨーカドーは30点 鈴木敏文・セブン&アイ・ホールディングス会長に聞く(2011/04/14)

鈴木氏の代名詞とも言える「変化対応」の本質を表した言葉である。デフレが進む中では市場の量的な限界を指摘する「飽和論」が蔓延していたが、それに真っ向から反発。顧客の質的な変化(高齢化や単身世帯の増加など)に合わせて店舗や商品の形を柔軟に変え続ければ、成長限界は存在しないという信念を持っていた。

2.店を閉めること、出すことは、特別なことじゃない。冬になったらオーバーコートを着る、春になったらスプリングコートにする。それと同じですよ。

出典:コンビニ、百貨店は二重丸、ヨーカドーは30点 鈴木敏文・セブン&アイ・ホールディングス会長に聞く(2011/04/14)

西武有楽町とそごう八王子の閉店に関しての発言。出店や退店を経営における一大事として捉えるのではなく、「季節の移り変わりに合わせて衣服を替えるような日常的な新陳代謝」と不思議な説明した。

時代の要請やコスト構造の変化に応じて、店舗ポートフォリオを最適化し続ける柔軟性を示そうとしたのだろう。しかし、百貨店事業にとって出退店は特別なことだ。コンビニの経営については切れ味の鋭い鈴木氏だが、百貨店への理解が深いとはいえなかった。

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