Instantsに投稿された友達の写真は、一度見たら消えてしまいます。開いているうちに絵文字でリアクションを付けたり、コメントをメッセージへ送ったりできます。
加工できない写真をシェアするといえば、ユーザーの9割弱がZ世代の人気アプリ「BeReal」に似ています。また、一度見たら消えてしまうという仕様は、欧米でZ世代に支持されている「Snapchat」と同様です。つまり、InstantsはZ世代に好まれることを狙った機能であると推測できます。
α世代も見据えたInstagramの戦略
海外では10代のSNS利用に法規制を設けるなど、10代への取り組みは難しい局面を迎えています。しかし、InstagramはZ世代向けと思われる新機能をリリースしました。
イギリスの調査機関attestがアメリカのZ世代に行った調査によると、Z世代が日常的に利用しているプラットフォームはYouTubeがもっとも多く(63%)、続いてInstagram(58%)、TikTok(56%)と、Instagramも根強い人気を保っています。
国内の調査を見ても、Z世代が最も利用しているSNSは「YouTube」(86.1%)、2位が「LINE」(85.8 %)、3位は「Instagram」(71.6%)と、グローバルな動向と同様に、国内でもInstagramが堅調な強さを見せています。
それでもあえてInstantsをリリースしたのは、Z世代が「インスタ映え」に代表される「盛った」日常の共有に疲れ、リアルで気軽な交流を求めているというニーズを汲んだからでしょう。
また、Z世代は、不特定多数の人に見られるオープンな場を避け、限られた親しい友人だけでつながる「クローズド(非公開型)」のSNSへと向かっています。
