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ビジネス #AI大失業が来る

AI導入=リストラなのか? 日本で60周年のBCG支社長「企業がAIを内製化する能力を構築する」、AI時代に貫く「徒弟制度」

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経営トップへの戦略提案で終わりなのは今は昔(撮影:梅谷秀司)

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日本では今年オフィス開設60周年を迎えるボストン・コンサルティング・グループ(BCG)。経営コンサル大手の一角として、日本では1200名の社員が在籍し、2000年を起点に年率13%の売り上げ成長を遂げている。
AI時代にコンサルタントの「頭脳」が代替されるともいわれる中、どんな手立てを考えているのか。昨年7月、佐々木靖氏(現アジア・パシフィック会長)の跡を継いでBCG日本支社長兼北東アジア総責任者に就任した、服部奨氏に聞いた。

AIの出力を批判する思考力が不可欠

――AIによって、資料作成や分析など従来は若手コンサルタントが担ってきた業務の一部は代替され始めています。今後、コンサルタントに求められる能力や役割はどう変わっていくとみていますか。

個人レベルでみた場合、コンサルタントはもともと課題設定から情報収集、組織を動かしインパクトを刈り取るところまで、多能工的に動くことが求められる。今後はAIによって自動化できる作業はAIに任せ、より人間でやっていかなければ組織が動かない領域へとコンサルタントの時間やリソースの配分がシフトしていく。

ただ業務の一部がAIで自動化されても、最終的に企業の大きな意思決定を下し変革を実行するのは、生身の人間や組織だ。クライアント企業の歴史、背景、大事にしている価値観、経営者の思いを深く理解し、共感して強固な信頼関係を築く能力が、これまで以上に重要視される。

これからのコンサルタントには、AIの出力結果をそのまま受け入れるのではなく、それを批判的に評価する思考力の高さ、適切な判断、専門性が不可欠だ。AIがコンテンツの作成を担うようになるからこそ、シニア層のコンサルタントはAIがつくったものを批判的にみる能力を若手に指導していかなければならない。

BCGはシニア層に対する若手層の比率を厳格に管理する徒弟制度(アプレンティスシップ)を重視しており、AI時代においても価値観やプロフェッショナリズム、高度な思考力をシニアから若手へ伝承している。同時に、シニア層自身も最重要課題として、AIに対する理解とアップスキリングに取り組んでいる。

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