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「言い方がキツイ…」と辞める人が続出して人気低迷 それでも80代が「チーム戦だから面白い」と語るスポーツ

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ゲートボールの第1ゲート
ゲートボールの第1ゲート。ここを通すのが一番難しい。横22cm、高さ19cmになるよう設置されている(写真:筆者撮影)
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「ゲートボールはチームプレーのスポーツです。チーム戦だからこそ、アドバイスにも熱が入る。つい口も悪くなる。それで人間関係に軋轢が生まれて、辞めていった人も少なくありません」

チーム競技ゆえに、互いのプレーへ厳しい言葉が飛ぶ。学生時代の部活動を思い返せば、その光景は容易に想像がつく。スポーツへの真剣さが鋭い言葉に変わるのは、年代を問わないのだろう。

ゲートボールよりグラウンドゴルフが推されている

こうした事情から、品川区が現在力を入れているのは、ゲートボールではないという。

「区が勧めているのは、個人で高得点を狙える『グラウンドゴルフ』のほうなんです。実際、この公園でも、広いエリアを使っているのはグラウンドゴルフのクラブですよ」

男性が指した先では、たしかにグラウンドゴルフの一団が公園の大半を占めていた。個人競技であるグラウンドゴルフは、チームワークを介さないぶん、和やかな空気が流れているようにも見える。

ゲートボールは、押されている。それでも……と、男性は続けた。

「でもね、ゲートボールはチーム戦だから面白いんですよ。敵と味方の打った球で、戦況が刻一刻と変わる。だから常に考えて、見極めなきゃいけない。打ちたい場所に球が行くとも限らないから、打ち方も練習し続けなきゃいけない」

覚えることは多いし、ある程度運動にもなる。頭の体操にもなる。こんなに老後にぴったりなスポーツは、ほかにないという。

人気は、たしかに低迷しているのかもしれない。それでも、この男性にとってゲートボールは、面白さを更新し続けてくれる相手なのだ。

筆者も見学させてもらいながら、1度ではルールを覚えきれないなと感じた。30歳ですら難しいと感じたのだから、老後に始める方にとってはなおさらだろう。

見学に際し、少しだけボールを打たせてもらったが、真っ直ぐ打つのも難しかった。狙った場所に打ち込むなんて、いったいどれほどの練習を積めばできるようになるのだろうかと気が遠くなりそうだった。

狙いを定めてゲートの通過を狙う筆者。スティックさばきが悪く、ヘッド部分が揺れていると指摘された(撮影:品川区ゲートボール協会)
第1ゲートにボールを通過させられなかった筆者。当日の参加者の中では一番若かったが、若いだけでどうこうなる問題ではないと痛感させられた(撮影:品川区ゲートボール協会)

ゲートボールは単なる老人のスポーツ……と思っている人も多いかもしれない。だが、実際にやってみると、技術と戦略、チームワークが求められる非常に高度なスポーツだとわかった。

かつてよりはるかに寿命が延びている現代日本において、老後の生活は誰もが行く道といえるだろう。

健康寿命を延ばしながら元気に暮らすため、ゲートボールへの挑戦を、いずれ来る老後の楽しみの一つに加えたい。

《合わせて読む→→》前編:シニアに「介護プレイ」された…30歳で初体験、老後が不安だった私が「ゲートボールコートで救われた」話

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