だが、2つのシステムを並行させることは、維持管理費用の面で不利なうえ、国内線と国際線の乗り継ぎの手続きが複雑なものになる。そこで、2023年2月、ANAは国内線もアマデウスに移行することを発表し、3年あまりの準備期間を経て、ようやく実現したことになる(一部の地方空港では2026年6月までに順次移行される)。
インバウンドの急増もあり、国内線と国際線の乗り継ぎ客の比率は今後も高まるだろう。こうした環境の中で、旅客サービスシステム(PSS)のうち世界最大のシェアを持つアマデウスに移行するのは自然な流れだったともいえる。
なお、JALも長年自社システムのアクセス(AXESS)を利用していたが、2017年にアマデウスへの移行を完了している。
運賃以外での変更もあった
ANAでは、「ガラパゴス」的な存在だったエイブルからグローバルなアマデウスに移行したことで、さまざまな変更が見られるようになっている。そのうち、運賃以外で特に多くのユーザーにとって重要なものをとりあげたい。
ローマ字での表記が分かれる人の場合には注意が必要となる。パスポートと同じ表記にしていれば問題ないだろう。
ANAの予約画面では、これまでの普通席がエコノミークラス、プレミアムクラスがファーストクラスと表示されるようになった。ANAのプレミアムクラスの名称そのものに変更はないが、顧客のなかには混乱する人もいるかもしれない。
従来国内線で用いられていた4桁の番号が廃止され、6桁の予約番号(PNR)もしくは13桁の航空券番号で予約を確認することになる。
これまでは総重量20kgという重量制だったが、購入運賃に応じて個数制限のルールが加わった(1個につき23kg)。
「福岡/北九州/佐賀」「広島/岩国」といった近隣空港間での、予約変更時における到着地・出発地の相互変更サービスが終了した。
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【LCCとの競争のなかで…】
