メディアが注目する華やかなスター選手たちの陰で、シーズン前のトレーニングキャンプを終えた段階で、新しいユニフォームもすでにもらったのに、開幕試合前にいきなり解雇された選手もいる。
苦汁を味わってきた外国人選手、ジュリー・ヴァンルー
例えばベルギー出身のジュリー・ヴァンルーは、開幕直前のスパークスの会見で「私はWNBAでは31歳でルーキーとしてデビューしたけど、諦めなければ誰かが見ていてくれる。道は開ける」と力を込めて語っていた。しかしその数日後にスパークスから突然放出されてしまい、いきなり職を失った。
無職になった彼女はベニスビーチの野外公営コートに行き、シュート練習をしていたという。
しかしヴァンルーはSNSで「私は大丈夫。逆境には慣れている。闘う準備はできている」とコメントし、ファンの共感を呼んだ。
するとそんな彼女にニューヨーク・リバティが故障者の穴を埋める短期契約「ハードシップ・コントラクト」をオファーした。彼女はすぐにLAから飛行機に乗り大陸横断して深夜にニューヨークに到着。そして翌日の試合に出場し12得点を上げ、11アシストをこなすというキャリアハイの活躍をした。
ベルギー代表選手として2度のヨーロッパ・チャンピオンに輝いたヴァンルーだが、WNBAでは控えの選手として解雇を含む苦渋を複数回味わってきた。そんな苦労人の彼女を応援するファンも急増している。
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【リーグが潤うとともに、WNBA選手たちの年俸もアップ】
