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"ドライバー"から"乗員全員"の快適へ、マツダの意識改革…新型SUV「CX-5」3代目は単なるモデルチェンジにあらず

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フルモデルチェンジで3代目になったマツダのSUV「CX-5」(写真:筆者撮影)
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ディーラーオプションの「SIGNATURE STYLE」装着車両。ボディカラーは、ロジウムホワイトプレミアムメタリック(写真:筆者撮影)

さて、もうひとつの特徴とも感じたのが、日本仕様のラインナップである。CX-60が登場したとき、下は300万円を切る価格から、上は600万円オーバーまで、エンジンラインナップもグレード展開も多岐にわたって複雑だったのと対照的に、新型CX-5ではラインナップをシンプルに整理し、迷わず選べる構成を目指したとされる。

パワーユニット+トランスミッションは今のところ1種類、駆動方式は2WDと4WDの2種類、グレード展開は上からL、G、Sの3種類。中間グレードのGでは、Lに標準装備となるADAS関連や快適装備をパッケージオプション化した「EXパッケージ」を選べるようにした。

すなわち、シンプルで過不足ない装備のS、そこに装備を少し充実させたG、シート本革表皮など内装の上質さと装備の充実を図ったLに、そこまで内装は豪華でなくても機能はほしい人のためのG EXパッケージという展開だ。事実上、4グレード展開と考えていい。

スタイリングも好みのパッケージから選択

リアセクションのデザイン(写真:筆者撮影)

さらに、外観もパッケージで選ぶことができる。スポーティ路線、エクスクルーシブ路線、アクティブ路線を、いわゆるエアロパーツによりディーラーオプションで選ぶことができる。こちらもより、標準仕様をシンプルに見せて展開、ユーザーにアプローチしやすくした狙いだろう。

ある意味、目の肥えた自動車通に向けて、豊富な選択肢を用意するスタイルから、誰もが選びやすいシンプルなラインナップ展開にしてきた戦略からも、これまでのマツダからの「宗旨変え」の本気度が伝わってくる。

新型CX-5車両本体の価格帯(1000円以下は四捨五入)は、330万円(S/2WD)〜431万円(L/4WD)。ここでも価格帯を広げず、わかりやすさ、選びやすさを重視した戦略が見て取れる。販売現場、営業担当からはもっと幅広く選択肢を増やしてほしいという声が聞こえそうだが、まずは、CX-5の立ち位置、キャラクターを改めてしっかりマーケットに浸透させたいという狙いだろう。

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【車両価格を先代やライバルと比較】

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