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"ドライバー"から"乗員全員"の快適へ、マツダの意識改革…新型SUV「CX-5」3代目は単なるモデルチェンジにあらず

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フルモデルチェンジで3代目になったマツダのSUV「CX-5」(写真:筆者撮影)
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新型CX-5の運転席&助手席(写真:筆者撮影)

 

実際にハンドルを握ると、その変化は想像以上に感じられた。

直列4気筒2.5Lエンジン+マイルドハイブリッドのパワーユニットは、スターターボタンを押すことで静かに目覚める。シフトパターンは、賛否がわかれた逆L字型の採用を今回は見送り、一般的なPRNDストレートに変更。シフトノブをまっすぐ操作し、Dレンジにシフトして、ステアリングを切りながら走り出す。ミニマムな「マツダ2」から国内では最大の「CX-80」まで共通していた「ステアリングの重さ」がまったく感じられない。

これまでマツダ車に乗るたび、ジェンダーレスが騒がれる世の中ではあるものの「お父さんはよいけど、お母さんにはステアリング操作が重いだろうな」と心のなかで呟いていたが、そんな心配はなくなった。自分自身も、「車庫入れくらいならそんなに重くなくてよいんだけどな」と感じていたのが適度な重さになった。

マツダらしいステアリングフィールは健在

新型CX-5のシフトノブまわり(写真:筆者撮影)

ただ、その軽くなったステアリングはしっかり感が削がれ、不安はないのか? 一般道を走り出すと、そんな心配はまったくなかった。高速道路のインターチェンジなどでも、カーブにあわせてステアリングを切り、キープしていれば、自然と湾曲に沿って曲がってくれる感覚はほかのマツダ車と同様だった。思ったとおり、切っただけ曲がってくれるのは、不安もなく、問題も起きないわけだが、ありがたいけど気付きにくいもの。いつも美味しい水や澄んだ空気に囲まれ生活するようなものだろう。

シビアに観察すると、連続するコーナーをごく一般的な速度でリズミカルに走るシーンでは、ステアリングが戻ろうとする力が少し強めに感じられた。極端にいえば、ステアリングを人間が切った力以上にクルマが戻そうとする力が大きく感じるわけだ。この点を確認すると、パワーステアリングの制御で、戻し側のアシストを少し強めにしてあるとのこと。違和感というほどではないが、好みの問題ともいえよう。

そしてさらに驚いたのがその乗り心地だ。明らかにソフトで、これまでのマツダ車らしくない乗り心地になっている。

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【これまでのマツダ車とは異なるアプローチ】

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