17年に登場した2代目は、基本骨格を引き継ぎながら内外装の質感を大幅に高め、一段上のプレミアム感を訴求した。「振動の収まりがよい」「運転が楽しいSUV」という評価を獲得する。
一方で、顧客からはいくつかの指摘も寄せられた。「後席スペースや荷室にゆとりがほしい」「荒れた路面や継ぎ目の多い道路では硬さや突き上げを感じる」「低速ではハンドルが重い」などの声もあった。これらに正面から向き合ったのが今回の3代目だ。
新型CX-5のコンセプトと外観デザイン
マツダのデザイナー陣は、歴代CX-5を、そのキャラクターから着衣に例えて考えた。初代は街乗りできる4駆で「街でも着られるアウトドアウェア」、2代目はパーティにも行けるクロスオーバーで「ウォッシャブルなキレイ目スーツ」、そして3代目が目指すのはオフィスからキャンプへ直行できるSUVで「会社帰りに山登りへ行けるタウンウェア」。
たしかに2代目は「カッコいいけど普段着で乗るには躊躇する」ような印象もあった。アパレル店舗で「ちょっとしたパーティにも着ていけますよ」と薦められる服は、そうそう必要ない。普段遣いに最適化するのが3代目のコンセプトそのものであり、外観デザインもそれを見た目で表現した。
2代目の魂動デザインを継承しながら、シンプル&クリーンな造形があらゆるシーンにフィット。フロントマスクは、最新のマツダDNAを受け継ぐ顔となりながら、CX-5独自のたたずまいも維持している。
なお、ボディカラーでは、深い艶を持ち、陰影を大きく見せる「ネイビーブルーマイカ」がラインナップされる。マツダとして久々の青系の新色は、ソウルレッドクリスタルメタリックなどの別料金が発生する「有償色」ではなく、価格アップのないスタンダードカラー。3層構造でないと難しいような色の反射を、技術によって2層構造で実現できた「お得な色」ともいえるマツダの新しい濃いブルー系標準色だ。新型CX-5にも、そのボディラインを鮮やかに良く映しながら、非常に落ち着いた佇まいを見せ、似合っている。
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【後席や荷室の使いやすさが格段にアップ】
