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心痛む猫の「殺処分」、ゼロへのカギは「野良猫対策」にあり!無責任な善意が招く課題とデータが示す「TNR」の重要性

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猫保健所に収容され、引き取り手がなければ殺処分。かわいそうな結末をどう防ぐか(写真:たけぽん/PIXTA)
  • ジョイ吉 保護猫活動団体「とーち保護猫の会」代表

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犬猫の殺処分をなくすため、日本全国ではさまざまな取り組みがなされている。一方で、一部地域では野良猫が増え、保健所に持ち込まれた結果、殺処分という悲しい結果につながっているのが現実だ。

また、犬猫の保護活動を熱心に行っても、生体販売を行うペットショップが存在するかぎり、根本的な解決には至らないという見方もある。果たして本当にそうだろうか。

ペットショップからの殺処分のケースはごく少数

東京都内で筆者が保護猫を譲渡するようになって10年超が経った。個人として譲渡した保護猫の数は約300匹にのぼる。このうち「純血種」、いわゆるペットショップで売られているような猫は全体の5%にも満たない。筆者が記憶している中でも、明らかに捨てられたとわかる純血種の猫は3匹しかおらず、残りはすべて雑種猫というのが実情だ。

保護猫の現実は以下の通りである。それは、①保護猫のほとんどは野良猫由来であること、②飼い主に捨てられる数よりも野外で生まれる数のほうが圧倒的に多いこと、そして殺処分を減らすには③まずは野良猫を減らすことが先決であること、だ。

実際に、保健所や愛護センターに収容される猫の9割以上が雑種であり、ペットショップ由来の純血種はほとんどいない。また、猫の繁殖力は非常に強く、野良猫が野外で生む数のほうが飼い主から捨てられる数よりも圧倒的に多い。そのため、野外で増える猫の数に対し、保護活動が追いついていないのが現状だ。

したがって、このままでは野良猫は増え続け、不幸な猫の数も増えてしまう一方だ。

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【殺処分を減らす「TNR」とは】

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