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余命宣告後に医師から「自由に暮らしてください」 60代男性が感じた医療者とのすれ違い…どうすれば解決できるのか

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高齢者とがん
終末期緩和ケアでは患者本人だけでなく、家族もケアの対象となることがあります(写真:metamorworks/PIXTA)
  • 山口 建 静岡県立静岡がんセンター名誉総長

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がんになって気づく4つの悩み、医療スタッフとの付き合い方、そして患者の思いとは――(山口建著『高齢者とがん』より一部抜粋、編集してお届けします)。

治癒困難な進行・再発がん

「治癒困難な進行・再発がん」で、薬物療法を中心とした治療を受けてきた患者は、いつかは、全身状態が悪化し、積極的な治療の継続が困難になることが多い。

あるいは、本人の意思でがん薬物療法を望まないこともある。

こういう状況では、支持療法や緩和ケアにより、患者の身体の苦痛や心の苦悩を和らげながら、できるだけ長く、自宅で普通の暮らしを送ることを目指す。

医療スタッフの思いは、「残された日々を大切にして、家族とともに自宅で過ごすこと」だが、患者や家族が、次のように医療機関から見放されたような気持ちになることがある。

医者から「もう処置法がなく、半年~1年くらいの余命であるので、自分のしたいことをして自由に暮らした方がよい」と宣告され、悩んだ。(60代、男性)

がんを攻撃する治療が尽きた場面では、医療スタッフは事実を患者に告げ、「患者の考え方・生き方」に沿った治療やケアの選択を促す。

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