工事は3日間とも午前10時半ごろから午後3時半ごろまで実施し、作業時間は1日当たり5時間程度の見込み。終電から始発までの場合は4時間弱のため、日中のほうが長い時間を確保できる。
鉄道のメンテナンスは人力による部分が多いが、時間が延びることで「機械を搬入・搬出する時間を含めた作業時間を確保することが可能となり、機械化の推進につながる」(JR東日本)ほか、明るい時間帯で作業がしやすいというメリットもあるという。
3日間で工事に従事するのは延べ約700人。夜間に同じ作業を行った場合と比べてどの程度日数を短縮できるのかについては、「多くの作業を複数の場所で実施するため一概に比較することはできないが、夜間で実施した場合は3日以上の日数が必要となる」(JR東日本)という。
もっとも、日中にメンテナンスを行ったからといって夜間作業が不要になるわけではない。「メンテナンス作業は定期的に実施する必要があるので、夜間のメンテナンス工事は引き続き実施する」(JR東日本)。あくまで日中「にも」作業できる体制とすることで、負担を減らすのが狙いだ。
横須賀線は土曜運休しトンネル補修
都心部での日中の工事は、京浜東北線に次いで横須賀線の東京―品川間でも6月と9月・11月に計3回実施する。
工事は各回とも、金曜日の終電後から日曜日の始発までの間、昼夜を通して実施。こちらは京浜東北線とは異なり土曜日は同区間を終日運休し、横須賀線は品川駅で、総武快速線は東京駅で折り返し運転となる。特急「成田エクスプレス」も、東京―新宿・大船間は運休となる。
東京―品川間は地下のトンネル区間。主に行う工事はまくらぎの交換のほか、トンネルの換気などのために設置している「立坑」の点検と、立坑部分のコンクリート壁の剥落対策などで、日常的なメンテナンスが主体の京浜東北線よりも大がかりだ。
次ページが続きます:
【昼夜連続工事で時間を確保】
