ちなみに小学生の「横断歩道横断中」の交通事故死傷者数をみると(令和7年)全国で513人(およそ1日1.4人)※3にも上っている。
6月と10月に2つの山ができている(画像:警察庁統計、内閣府資料を基に筆者作成)
※2,※3 内閣府「令和7年 交通安全白書」(2026年)
子どもに教えたい、1人歩きや自転車に乗るときの安全対策
では、そんな子どもたちに大人はどうわかりやすく教えればよいのだろう。ふだん道路を歩くとき、通学路を登下校するとき、子どもの発達段階を踏まえてこんなポイントに注意してほしい。
1.車(自動車、自転車、キックボード等)のこわさを知ろう
車は、ジッと動かなければ怖くないが、動いてスピード付ければ途端に怖くなる。なぜ怖いのか。「おとますし※4」で子どもに教えよう。
- お:スピードを出すほどぶつかったときの衝突力は大きくなる
- と:スピードがつくほど車はすぐに止まれない
- ま:スピードがつくほどカーブは曲がりにくくなる
- す:スピードがつくほど車は滑りやすくなる
- し:スピードがつくほど車を運転する人の目や意識は前だけに集中する
※4『あ、あぶない! よくみて、とまって、みぎひだり』(岩崎書店)、清永奈穂著 石塚ワカメ絵、2025年
2.安全は「おそとは と・ま・と」で覚えよう
- と:「とびださない!」
- ま:「まわり(みぎ ひだり)をよくみる!」
- と:「とまる!」
子どもの事故の中でも飛び出しが非常に多い。交差点で横断するとき、公園や建物から一歩道路に出るとき、周りを見ながら止まり、確認してから一歩前に出る、といった基本的動作を習得することが、安全のための第一歩だ。
3.危ない道路の仕組みを知ろう
白線がある/なし、停止線・交差点・信号のある/なし、細い道の怖さなどなどは実際歩いて確認しよう。
4.白線があるからといって「絶対安全!」ではない
道路を安全に歩くため「白線」が引かれ、白線に平行して「しっかりしたガードレール(防護柵)」が設けられている。しかし車は時にスピードを上げ、運転する人の目や意識は前だけに集中し、道路の脇がどうなっているかなどに関心がなくなっているときがある。
スピードのついた自動車・自転車は、右折・左折に際して曲がりにくくなり、道路の端をギリギリかすめて走っていくので、危ない!
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【子どもの視界は想像以上に狭い】
